皆様こんにちは。肥後橋の小さな仕立て屋Tailor Armoryです。
弊店はいわゆる「オーダースーツ屋」ですが、シャツのオーダーも多くいただいております。
本日はそんなシャツのご注文の際のお話を少し。
既製品で販売されているシャツで、39-84や41-86といったサイズ表記がされていることがあります。
39はネックサイズで84は裄丈(肩幅+袖丈)です。
ご自身のこのサイズを覚えていてシャツのオーダーの際にこの数値をお申し出くださる方もいらっしゃいますが、
多くの場合それとは違う数値になります。
オーダーシャツの場合は手首の寸法を測り、袖口がしっかり手首にフィットするようにお仕立てするからです。
既製品に比べ裄丈を長めにとり、袖が手首でとまるようにすることで、少し余裕のある長さになります。
シャツは洗濯によりほぼ確実に縮むので、それも考慮に入れてのことです。
既製品で選ぶ裄丈の数値よりも2~3センチほど長くなることもよくあります。
時々「人のスーツ姿を見てオーダーかどうかわかるんですか?」と訊かれることがありますが、シャツの方がわかります。