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大阪肥後橋のTailor Armory

Tailor Armory

シャツの仕上がりのご紹介

2/11のオープンから10日あまりが過ぎ、プレオープン期間にご注文いただいていたシャツが仕上がってきております。

※弊店ではシャツのオーダーで3~4週間、スーツやジャケットのオーダーで5~6週間頂戴しております。

本日は仕立て上がり商品の中から、シャツ2点のご紹介をさせていただきます。

ストライプシャツ

ネイビーストライプのクレリックシャツ。

クレリック(襟と袖口に別布を用いたデザイン)は、昔、シャツを買い替える余裕のない労働者階級が、最も傷みやすい襟と袖口だけを新しい(=白い)布に替えたことに由来しています。

しかし出自はそうであっても、現代においてはエレガントに見えるデザインとして一般化しています。

このシャツのようにストライプが比較的しっかり出る場合などに、柄の印象を少し弱めるためにクレリックデザインをご提案することも多くございます。

オックスフォード生地のボタンダウンシャツ。

オックスフォード生地のボタンダウンシャツ。

襟型を選ぶ際にボタンダウンを希望される方には必ず「ネクタイをしない前提なのか、することもあるのか」を伺います。

なぜならボタンダウンは、馬上で行なうポロ競技においてシャツの襟がひらひらするのを防ぐために、ブルックス・ブラザーズが襟の先にボタンをつけたことが発祥だからであり、それを踏まえればカジュアルテイストのノーネクタイ向きのデザインであるといえます。

就活の面接時などにボタンダウンは避けるよう言われるのは、このことからです。

また素材も、オックスフォード生地などの厚手のガシッとした通気性のいいものが適しています。

この襟型選びの中では、「ネクタイをしない(=ネックボタンを開ける)と襟が寝てしまうから、ボタンダウンを選ぶ」と言われることも多くあるのですが、これは半分正解で、半分間違いです。

しっかり仕立てているものであれば、ボタンダウンでなくとも襟が寝ることはありませんが、

そのあたりの作りの違いの詳細についてはまたの機会に・・・。