皆様こんにちは。肥後橋の小さな仕立屋Tailor Armoryの森田です。
今日は一日雨ですね。明日も雨のようです。・・、と書き始めたところで、前回のブログと全く同じ書き出しであることに気づきました。
どうも雨の日ののんびりした営業の日に、ブログを書く気になるようです。
いつものんびりしているんじゃないかって?その通りです。
さて、タイトルの通り有名ブランドの生地についてです。
10年ほど前、モンクレールが流行りに流行った頃の話ですが、何気なく入ったセレクトショップ(大手ショップではない)で、モンクレールのダウンを見かけたことがありました。
ふと手に取ると後ろから若い店員さんが近づいてきて、私に「モンクレールっすよ。」と言いました。
私「そうですね。」
店員「うちでも扱ってるんすよ。」
私「そのようですね。」
彼はそれ以上の語彙は持ち合わせていなかったようで会話がそこから広がることはなかったのですが、、、
恐らく彼のそれまでの経験では「モンクレールのダウン」という厳然たる事実以外に、他にセールストークなどは必要なかったのでしょう。
ブランドネームというのは、本来その商品が上質なものであることから広く知られていくはずですが、あまりに人口に膾炙した名称である場合そのブランドネーム自体が意味を持ち、そのブランドのものであること・それを所有すること自体が価値であるように認識されていきます。
弊店で取り扱っている生地ブランドは様々ございますが、
ゼニア(Ermenegildo Zegna)とロロピアーナ(Loro Piana)の2ブランドは、「ゼニアorロロピアーナの生地ありますか?」と言われてお見せすることがダントツで多いものだと思います。
ゼニアの生地。うちでも扱ってるんすよ。
ロロピアーナの生地。
いずれも、その滑らかな光沢は一見して上質なものであると感じさせます。着心地も良く、長くご愛用いただけるものです。
上記の写真のような一着分限定でご用意している着分生地を含め、両ブランドで数十品番展開しております。
シングルスーツ価格
Loro Piana
¥77,000~(スタンダード)
¥104,500~(プレミアム)
Ermenegildo Zegna
¥93,500~(スタンダード)
¥121,000~(プレミアム)
~で書いたのは、同じ生地ブランドでも織り方やウェイトなどによって様々あるからです。
前述の店員さんだったら、「安くないっすか?」と言っていると思います。
弊店は繊維業の盛んな大阪の中心地で営業しており、この地に数多く存在する生地商社様との直接のやり取りにより、掘り出し物含めお買い得な生地もご用意しております。
是非この機会に、前向きにご検討ください。