私が今季二着仕立てた生地のご紹介です。
こちらは英国の名門ハリソンズの夏物コレクション、レクイエムのバンチブック(生地見本帳)です。
欧州の王侯貴族をはじめとする世界中のVIPから愛されてきた英国の高級服地ブランドHarrisons(ハリソンズ)が、盛夏でも気品のある装いが求められるビジネスマンに向け開発した夏物生地コレクションがREQUIEM(レクイエム)です。
220/240gmsというライトウェイトでありながら緯糸に双糸を使うことで、サラッとした肌触りと滑らかな高級感のある生地感を両立させています。
そんなレクイエム、当初は日本などの高温多湿気候の国をメインマーケットとしていたのが、スーツ市場縮小のあおりを受けコレクション自体が廃盤となることが決まってしまいました。
廃盤にともないバンチブック一冊丸ごとクリアランスになっており、
スーツ価格にして1万円以上はお買い得になっています。
ハリソンズがカノニコぐらいの価格でといえばわかる人にはわかるかもしれません。これはチャンスと見て私も二着仕立てました。
実際に着てみて思うのはいい意味で「英国っぽくないな」ということです。
着心地は非常に軽く滑らか、ハリソンズ社が「空気をまとう」様な快適な着心地と謳うのも頷ける仕上がりです。
夏用とはいっても「英国生地の夏物」なので、真夏と真冬以外の長い時期着られると思います。
昔はこういうのをテンマンスといったんですよね。
一番暑い時と一番寒い時をのぞいて、着られる時期が10ヶ月間あるから10 months。
今年は「一番暑い」がもう6月に来ていますけど、、ね。笑
まだまだ選べるぐらいには在庫はありますので、是非店頭にてごらんください。
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